2017年2月23日木曜日

[有機合成] Bioconjugation バイオコンジュゲーション 受託

バイオロジカは生物学関連CRO(開発業務受託機関)であるBio-Synthesisによるバイオコンジュゲーション関連サービスを提供致します。

目次

  • 概要
  • 利点
  • カスタムサービス
  • 応用例
  • タイプ
  • 生体分子修飾
  • サンプル要件
  • ご注文方法

概要

  • バイオコンジュゲーションによる薬物送達の促進

バイオコンジュゲーション-Bioconjugation-による機能的生体分子を創出することが、生命科学のあらゆる分野に影響を与えています。新しい架橋"cross-linking"技術や試薬が開発されるにつれて、リガンド発見、病気の診断、およびハイスループットスクリーニングにおける新しい形の応用が、新しく独特のバイオコンジュゲートの開発によって進歩しています。これらの方法は、生理学的条件下でのバイオコンジュゲーションを可能にする化学反応の発見によるものです。

Bio-Synthesis社は、創薬"drug discovery"の早期発見と開発に尽力すべく、最先端の製造施設と、複合的なAPIの接合技術における30年以上の経験を生かします。バイオコンジュゲーションをベースとした創薬開発により、数千種類のハイブリッド複合体を提供してきました。効果的な薬物結合体"drug conjugates"を生成することができます。プロジェクトスコープの分析と問題解決の提案から、複雑な生体高分子の生産とアッセイの開発に至るまで、貴社のバリューチェーンに素早くコスト効率よく追加できる新しいコンジュゲートを創造するというお客様の要求を満たす能力と自信を持って努力しています。

http://www.biosyn.com/bioconjugation.aspx

利点

  • 優れたテクニカルサポート:設計から出荷までお客様を支援
  • 成功率が95%以上
  • さまざまなラベリングサービス:蛍光・非蛍光色素、酸化還元、ナノ粒子、酵素、オーダーメード/ユーザー供給の小薬物
  • 柔軟な技術:固相・液相、マイクロ波技術を採用
  • 最適化された化学:数多くの架橋修飾、活性化および反応性クロスリンカーとのコンジュゲーション、お客様の要求に応じた最適な標識率などの専門知識
  • 保証された品質:すべてのサンプルを慎重に監視し、バッチ間の一貫性を確実に

カスタムサービス - Custom Bioconjugation Services


薬物、代謝産物、標識化合物などの小分子を特定用途向けの合成の、あるいは天然の高分子でカスタムコンジュゲーションするためのパーソナライズされたソリューションを提供致します。以下のような複合的なサービスが含まれます:
  • 抗体修飾およびカスタムコンジュゲーション
  • 架橋ペプチド
  • 架橋タンパク質
  • 蛍光カスタムバイオコンジュゲーション
  • アビジン - ビオチン系
  • 酵素修飾およびバイオコンジュゲーション
  • デンドリマーとデンドロン
  • リポソームコンジュゲートおよび誘導体
  • 二官能性キレート剤/ラジオイムノコンジュゲート
  • 化学選択的ライゲーション:バイオオルソゴナル試薬
  • 抗体 - 薬物コンジュゲート(ADC)
  • 生体分子 - 薬物のコンジュゲーション
  • 生体分子 - 薬物 - 標的リガンドのコンジュゲーション
  • 生体分子 - 放射性リガンド - 標的リガンドのコンジュゲーション
  • オリゴ、DNA, RNA, siRNA、および核酸類似体の架橋
  • 試薬:ビオチン化、ヨウ素化、シランカップリング、ディスクリートPEG試薬
  • マクロスフェア、ナノ粒子(金標識)および表面固定化
  • 治療用タンパク質の重要な特性の開発および最適化


Bio-Synthesis社では、お客様満足のために、厳しい品質管理プロセスの下でカスタムバイオコンジュゲーション試薬を製造しています。最先端の分析機器によりプロセスを開発し、チェックするためのツールを提供します。分析クロマトグラフィーや電気泳動などの相補的技術を使用して、仕様が満たされているかどうかを確認します。時に、生体高分子がそれほど大きくない場合、その分子量を決定に質量分析を使用することもできます。しかし、正確なコンジュゲーション部位および反応物のモル比を知ることは、しばしば困難です。この複雑さと難しさのために、バイオコンジュゲートの組成および純度を評価するために必要とされる努力は、下流の研究の要件によって変わりますが、いずれにしましても同社は、前臨床薬候補と革新的な試薬の開発に対するお客様の要求に応えるべく努めています。

応用例

  • 敏感な検出方法
  • 診断薬
  • 分子のインビボ標的化
  • 特定の生物学的プロセスの調節
  • 特定物質の精製、検出、または配置
  • 新規アジュバント
  • 治療用のAPI:ワクチンと抗体 - 薬物コンジュゲート

タイプによるサービスいろいろ


Many Services

生体分子の修飾


http://www.biosyn.com/biomolecule-modifications.aspx

コンジュゲーションのための生体分子修飾および活性化


特定の生物学的用途には、標的巨大分子またはリンカー上への官能基の導入が必要な場合があります。両方の型の官能基が利用できず、化学的に適合しなければ、コンジュゲーションのための誘導体化のプロセスは不可能です。つまり、ターゲットの機能性と結合する反応性基がどのようなものかを把握することで、修飾やコンジュゲーションの戦略をうまく設計する手段を提供できます。Bio-Synthesis社は、次のようなカスタムの官能基修飾および誘導体化サービスを日常的に行っております: 固有の電荷の変更、反応性結合部位のブロックまたは曝露、機能の不活性化(および/または活性化)、または、抗体, 抗体断片, 酵素, タンパク, アミノ酸, ペプチド および模倣ペプチドなどの官能基の修飾などです。

仕様


Bio-Synthesis社は、天然タンパク、オリゴ、ペプチドまたは市販の合成化合物などの既存の生体高分子を官能基を導入したり、改変したりして、他の生体高分子とのコンジュゲーションをお考えのお客様を支援します。

サンプル要件

*ご相談ください。
  • お客様から供給された独自の小分子の場合

  • お客様提供の非売品の小分子または巨大分子は、十分な純度(純度95%以上)でなければなりません。化合物と一緒にQCデータ(典型的にはHPLC、MS、ESIまたはNMRデータなど)およびMSDS(もしあれば)をご提供ください。精製と分析データの取得をお手伝いします。これらの化合物は、カルボキシレート基、第一級アミン基、アルデヒド/ケト残基、ヒドロキシル、ヒドラジン、ヒドラジド、アミノオキシ、糖/グリカン基またはチオール反応性官能基を含む架橋の標的とすることができる官能基を含まなければなりません。カップリングは、光反応性フェニルアジドクロスリンカーを用いることで、非選択的であってもよいです。必要に応じて、特定の機能の創製とアクティブ化を支援することもできます。お客様から提供されたサンプルは、コンジュゲーション前に、分析チームによる品質チェックが必要となります。
  • 市販の小分子の場合

  • 市販の小分子は、お客様より供給頂くか、当方で用意することも可能です。一般的な蛍光色素、ビオチン-NHSおよび他のヘテロ二官能性架橋剤などの一般的な小分子は、同社で入手可能です。在庫のある化合物の場合、コンジュゲーションに必要な量のみの費用が請求されます。小分子を別途購入する場合は、その取得するためのコストが別途の管理費と共に追加されます。
  • 市販されていない小分子の場合

  • 同社で小分子をカスタム合成することができます。見積もりいたします。
  • オリゴヌクレオチド、オリゴミメティックスおよびカスタム遺伝子またはゲノムDNAの場合

  • DNA、RNAおよびBNAなどの架橋核酸類似体は、Bio-Synthesis社内で合成した後、アミノ、チオール、アルデヒド、アジド、カルボキシルまたは5'-リン酸修飾を経て結合させることができます。お客様が提供するオリゴは、HPLCまたはゲル精製(純度>90%)であることをお願い致します。純度評価に必要なQCデータを提供してください。それら物質の分析には追加料金が適用されることがあります。
  • ペプチド、ペプチド模倣物、および発現タンパク質の場合

  • ペプチドまたはタンパク質は、Bio-Synthesis社にて合成・発現させることも可能です。アミノ酸のN末端、C末端または内部側鎖を介してペプチドを標識またはコンジュゲートします。お客様から供給されたペプチドは、HPLC精製(純度>90%)で、また、単一の修飾部位を含んでください。同社で官能基を有する任意の標準ペプチドを作製することもできます。見積依頼・注文時に目的のペプチドのペプチド配列をご提供ください。
  • 抗体の場合

  • 市販の抗体であれば、お客様がご提供されるか、Bio-Synthesis社が購入し用意することもできます。お客様によって供給される非売品の生体高分子の場合は、アフィニティー精製を行って下さい。抗体とともにゲル電気泳動データを提供してください。また、お客様の抗体産生、精製、改変、断片化に関して支援が可能です。
  • 反応基の化学

  • あらゆる化学修飾またはコンジュゲーションのプロセスは、官能基と別の官能基との反応であり、その結果、共有結合が形成されます。自発的あるいは選択的に反応性がある官能基を有するバイオコンジュゲート試薬の作製は、単純かつ再現性のある標的分子の架橋化またはタグ付けの基礎になります。同社の経験豊富な化学者が適切なホモ二官能性またはヘテロ二官能性架橋化学の選択決定を支援します。数多くのカスタムコンジュゲート生体高分子を提供してきたことから、生物学および創薬研究における絶え間なく増加する生物学的結合ニーズを満たすことができます。多くの反応システムが同社の有機化学に適用されています。
    • Amine Reactions: NHS ester, imidoester, hydroxymethyl phosphine, guanidination of amine, fluorophenyl esters, carbodiimides, anhydrides, arylating agents, carbonates, aldehydes, and glyoxals
    • Thiol Reactions: Maleimide, Haloacetyl, Pyridyldisulfide, Vinyl sulfone, Thiol-disulfide exchange
    • Carboxylate Reactions: Carbodiimides
    • Hydroxyl Reactions: Isocyanates, enzymatic oxidation, Carbonyldiimidazole
    • Aldehyde and Ketone Reactions: Hydrazine derivative, Schiff Base formation, reductive amination
    • Active Hydrogen Reactions: Iodination reaction
    • Photo-chemical Reactions: Psoralen compounds, aryl azides and halogenated aryl azides, bensophenones, anthraquinones
    • Cycloaddition Reactions: Chemoselective ligation such as Click Chemistry, Diels-Alder reaction

ご注文方法


お客様のカスタマイズしたプロジェクトを正確に把握し、より正確なフィードバックをご提供するために、可能でしたらBioconjugation Service Questionnaire.へご記入をお願い致します。
バイオコンジュゲーションにおいて最も有用で容易に利用可能なツールは、架橋化試薬ですが、二官能性試薬としても知られている多数の架橋剤が開発されております。反応基のタイプ、疎水性または親水性、および反応基間のスペーサーの長さなど、架橋剤を分類するいくつかの要素があります。考慮すべき他の要因としては、スペーサーが切断可能であるかどうか、および試薬が膜透過性または不透過性であるかどうかなど、2つの反応基が同じかまたは異なっているかどうか(例えばヘテロ二官能性またはホモ二官能性試薬)などです。

架橋剤上の反応基に加えて、多種多様なコネクタおよびスペーサーアームも開発されております。スペーサーアームの性質や長さが機能性において重要な役割を果たします。他に考慮すべき事項としては、疎水性、親水性、および立体配座の柔軟性が挙げられます。

詳細(メーカーサイト)

プロジェクトの内容を頂いてから3〜5日以内に、見積もりをご提示致します。
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関連製品





[お問い合わせ]
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電話: 052-262-6732
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