2017年7月19日水曜日

タンパクのシークエンシング 受託サービス

Bio-Synthesis Inc.によるペプチドの受託シーケンシングでございます。

ペプチドのシーケンシング

バイオロジカが提供するタンパク質シークエンシングサービスにより正確で信頼性の高いタンパク質の特性評価と同定を。

酵素消化によるペプチド(の合成サービスはこちら)の質量分析はタンパク質同定の一般的な方法ですが、自動の気相シーケンシング(GPS)としても知られているエドマンシーケンシング(N末端シークエンシング)は質量分析法では利用できない補完的データを提供します。このGPSにより、未知のタンパク質を同定するため、ならびに組換えタンパク質の品質をチェックし、酵素切断部位を決定することができます。創薬の全段階で使用される強力な補完的技術です。

概要


エドマン法による、タンパク質の特性評価および同定のための2つのサービスを提供致します:
  • N末端配列分析
  • 内部タンパク質配列解析
私たちのサービスは、
  • 低ピコモルレベルでの高感度シークエンシング
  • N末端から最初の7〜20アミノ酸残基
  • 溶液、ゲル、またはPVDFメンブレン中の精製されたタンパク質またはペプチドの配列
  • 明確で分かりやすいレポート
  • 研究、GLPおよびGMPの使用に
  • 5-10日後に結果報告(サンプル移動日数は除く)

各サービスと参考価格


ServicesCost/Sample
First 5 amino acids*こちらをご参照ください。
Additional amino acid beyond first 5 cycles
15 amino acid sequencing*
Desalting using either an ABI ProSorbTM cartridge or a Millipore ZipTipTM
Internal Sequencing
*タンパク質によっては、アセチル化、ピログルタミン酸などの遮断基によってN末端修飾されており、エドマン分解によるシーケンシングが妨げられる場合があります。初期設定用の料金が別途適用されます。

同社プロテオミクス施設の主な重要機器
  • Applied Biosystems 494 Procies High-Throughput Protein Sequencer
  • Applied Biosystems 494 cLC High Sensitivity Protein Sequencer
  • Hitachi L-8800 physiological fluids amino acid analyzer
  • Applied Biosystems' 3100 genetic analyzers
  • Dionex DX-500 for monosaccharide analysis
  • Applied Biosystems Voyager Mass Spectrometry
  • Water 717 and 2475 multi wavelength fluorescence UV Detection system
  • Shimadsu HPLC system

品質管理


機器メーカー推奨の適切な基準で品質管理を行います。すべての分析は、最新の分析ソフトウェアパッケージを使用します。
同社のN末端タンパク質シークエンシングは、Applied Biosystems社のタンパク質シーケンサー上で実行され、オンラインHPLCシステムを備えた自動化されたエドマン化学を使用します。タンパク質/ペプチドをサンプルのN末端からその構成アミノ酸に連続的に分解します。産生されたアミノ酸は誘導体化され、RP-HPLCによって分離され、エドマン化学の各サイクルについてUV検出によって視覚化されます。標準的な混合物と比較することにより、アミノ酸を定量します。C末端シークエンシングが必要な場合、MS / MSによる質量マッピングを行います。
まずエドマン配列決定を行い、タンパク質のN末端の最初の7アミノ酸の報告となりますが、一部のタンパク質は正確に処理できないシグナル配列を含んでおります。また、分解プロセスの一部として切断される場合もあります。アセチル化、ピログルタミン酸およびN末端配列決定の成功を妨げる他の遮断基によってN末端修飾されている場合もあります。なお、現在、C末端のための確立された化学的配列決定法はありません。

サンプル調製ガイドライン


最適なタンパク質配列決定のためには、適切なサンプル調製が不可欠です。 1つの重要なパラメータは、他のタンパク質のサンプル汚染ですが、「標的」の配列が他の配列の存在によって不明瞭になる可能性があるため、有用なデータを生成することがより困難になるからです。その他の考慮すべき点として、濃度、試料の量、および界面活性剤、グリセロール、緩衝液および他の塩の存在および濃度などがあり、配列決定の結果に影響を及ぼし得ます。

サンプル量

  • Peptide/Protein
  1. N末端シーケンシングの場合:5〜50ピコモル。
  2. 内部シーケンシングの場合:5〜100pmol。
  • ゲルサンプル: >50 picomoles should be supplied for gel samples or if clean-up is required or desired protein band can be visually identified.
注:内部シーケンシング用の各サンプルには、適切なブランク(ネガティブコントロール)が必要です。

Sample conditions・Format


サンプル送付

液体の場合チューブでキャップをよく締めてお送りください。PVDFメンブレン上のサンプルは、清浄な濾紙2枚の間に乾燥したメンブレンを送ることをお勧めします。また、シーケンシングするバンドを示す膜のプリント(またはスケッチ)も含めてください。
  1. サンプル送付前に、 Protein Sequencing Submission Form を作成し、コピーをサンプルに添付してください。
  2. お問い合わせ・見積もりは: sales [at] biologica.co.jp まで。


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