サービス概要
弊社は、Panagene社独自の技術を利用した柔軟なデザインのPNAオリゴマーのカスタム合成品を提供しています。すべてのPNAオリゴマーは、ISO9001 / 2000に従って製造され、HPLCおよびMALDI-TOF分析の報告書が添付されます。PNAとは
核酸の糖 - リン酸骨格をN-(2-アミノエチル)グリシンを単位とする骨格に置き換え、メチレンカルボニル結合で塩基を結合させた化合物です。
人工的に作製されたDNA(DNA合成はこちら)の類似体であるPNA(Peptide Nucleic Acid)は、Nielsen、Egholm、Berg、およびBuchardtにより1991年に開発されました。DNAのリン酸リボース環は、PNA中ではポリアミド主鎖で置換されております。根本的に構造は変化しておりますが、PNAは、ヘリックス形態でその相補的なDNAまたはRNA(RNA合成はこちら)配列に配列特異的に結合することができます。その優れた結合親和性および化学的/生物学的安定性のために、PNAは生物学の分野で広く適用されております。
特徴
- PNA(ペプチド核酸)は、N-(2-アミノエチル)グリシンのポリアミド主鎖に置換された人工的に作製された核酸です。
- PNAは、Watson-Crick塩基対によってその相補的DNAまたはRNA配列に強く結合します。
- PNAは分子診断やアンチセンス薬のための分子プローブとして高い特異性、感度および安定性を持っています。
Panagene社について
PANAGENE社は、韓国は大田広域市に位置し、高純度なPNAの効率的合成のための独創的な発明のもと、2006年以来、ペプチド核酸(PNA)を世界中に供給しています。現在、世界でPNAとそのアプリケーションに関する多くの特許を保有しております。ご注文方法
ご希望の配列・純度・量(・もし有れば修飾)をご提示ください。すぐに見積もり致します。純度
- >90% or >95% HPLC
供給量
- ラベルなし:20 、50、100 nmole~
- ラベル付き:10、25、50 nmole~
ラベル化
- N末端
通常、N末端での直接標識は可能ではありますが、ハイブリダイゼーションプロセスにおけるレポーターによる悪影響を避けるために、Oリンカーなどの適切なスペーサーの使用を推奨します。 - C末端
標識はC末端のリシン/システイン残基を介して行われます。リジンまたはシステイン残基の使用を推奨します。 - 蛍光の種類
Label λabs (nm) λem (nm) Label λabs (nm) λem (nm) FAM, FITC 492 518 BHQ-1 480-580 - TAMRA 553 576 BHQ-2 560-670 - TexasRed 592 614 Dabcyl 454 - Thiazol Orange 510 530 Digoxin - - Cy3 550 570 Biotin - - Cy5 650 670 JOE 520 548 ATTO425 436 484 ATTO550 554 576 - リンカー
No Linker Structure 1 O 2 E 3 X PNA-ペプチドのコンジュゲーション
- PNA分子は、細胞取り込みおよび溶解性などの物理的特性を改善するために、ペプチドへの結合が可能です。種々の用途に使用されるCPP(細胞透過ペプチド)コンジュゲートされたPNAの多くの例がございます。一般に、PNA-ペプチドのコンジュゲートは、樹脂上でC末端からN末端へ順に合成されますが、場合によっては、PNAおよびペプチドをジスルフィドまたはSMCC /チオールなどの特殊な結合で連結することができます。また、よく知られているCPPだけでなく、必要に応じて独自のペプチドと結合したPNAオリゴマーの供給も可能です。
γ PNA (gamma PNA)
γPNAは、N-アミノエチルグリシン単位のγ-炭素原子に立体中心を有します。従来のPNAと比較して、γ-置換PNAは、溶解性の改善、自己凝集の減少、PNA-DNA二重鎖の安定性の増加、多重の標識や他の官能基化のための柔軟性など、いくつかの利点を有します。したがって、γPNAは診断と治療の両方の用途に大きな可能性を秘めています。 研究・開発のためのγPNAを含むオリゴマーを供給します。
- Available moiety at gamma
- Lysine
- Alanine
- Glutamic acid
- miniPEG
- γPNAの特長
- γ位置におけるさらなる官能基化
- ラベリングの柔軟性(バックボーンへのデュアル/マルチラベリング)
- 水溶性や細胞透過を改善するためのさらなる手段
- あらかじめ組織化されたα-ヘリックス構造による自己凝集の減少
- 自己凝集の減少によるFISHプローブへの応用
- 従来のPNAよりも相補的なDNAまたはRNAに対する結合親和性が高い
- γPNAと通常のPNAの比較
Criteria γPNA PNA Backbone modification possible impossible Labeling flexibility on backbone O X Water solubility Extra handle for improved water solubility No extra handle Hybridization affinity with DNA At least 2 ℃ higher Tm per modified base - Tm for each single mismatch Lowering 18℃ Lowering 15℃ Chemical stability Stable Stable Thermal stability Good Good
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