2017年7月28日金曜日

IgY ポリクローナル抗体作製 受託サービス [GenWay]

Immunoglobulin Y (IgY) 抗体はバイオロジカがお届けする、実績が豊富なGenWayによるサービスにお任せ下さい。

ひよこ

Immunoglobulin Y (IgY) 抗体


IgGおよび免疫グロブリンE(IgE)との機能的類似性のある、免疫グロブリンY(IgY)は、鳥類、爬虫類、肺魚の血液中の主要な抗体である免疫グロブリンの一種です。特に、鶏卵卵黄中に高濃度で存在します。

ニワトリIgYポリクローナル抗体は、IgG抗体と比較して、より高いアビディティ、より高い特異性およびより低い交差反応性を有します。IgY抗体のもう一つの独特の特徴は、ニワトリと哺乳動物の間の大きな進化距離のために、それらがより広い抗原結合宿主範囲を有することです。
GenWayは、非常に高い成功率で数千以上のポリクローナルIgY抗体を生産してきました。同社の技術は、バイオインフォマティクスを利用した抗原選択、発現、精製、および全IgY抗体のリガンド親和性カラム精製により、単一特異的ポリクローナルIgY抗体を産生します。
GenWayの抗体の特長の一つとしては、長さが50〜300アミノ酸の組換えタンパク質ドメインに対して生成され、典型的な6〜20アミノ酸のペプチド抗原よりもはるかに大きい点です。これらの高品質のより大きなエピトープ抗原により、様々な用途に有用な単一特異的ポリクローナル抗体が得られます。

サービス概要


Polyclonal IgY Antibody Development


GenWayは、遺伝子シーケンシングから抗体精製までの完全な抗体産生サービスを提供する、世界で最も経験のあるIgY抗体会社の1つで、そのサービスは、お客様の特定のニーズを把握し、スケジュールどおりに製品を提供、そして、技術的なサポートも提供する、ワンストップフルサービスです。もちろん、お客様の機密情報を尊重し、すべての知的財産がお客様に残ることを保証します。

IgYカスタム抗体開発のための標準プロトコールは次のとおりです。


Overview
AnimalWhite Leghorn Chicken
ImmunogenTypical proteins and conjugated peptides
AdjuantComplete Freund’s Adjuvant (CFA) initially. Incomplete Freund’s Adjuvant (IFA) for all subsequent injections


Schedule
Week: 1Domain selection through interactions with client
Week: 2-3Expression vector and antigen preparation
Week: 4-11Immunization and antibody isolation
Week: 12-13Antigen affinity-purification and QC validation
Week: 14Datasheet preparation and product delivery


Notes:
Chickens generally lay 15-20 eggs per month
Each yolk (about 15 ml per egg) contains about 50-100 mg Total IgY antibody.
Also, learn more about our ISO13485 compliant antibody development, validation, and production.

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GenWayのIgY産生の重要なステップの1つは、抗原アフィニティークロマトグラフィを使用して高度に特異的な抗体を作製することです(図1)。
GenWay IgY産生プロセスの概要
図1. GenWay IgY産生プロセスの概要
抗原アフィニティークロマトグラフィーによる、高品質なポリクローナルIgY抗体。



IgYとIgGの違い
図2. IgYとIgGの違い
IgY抗体は、特にFc領域およびヒンジ領域において、IgGとは異なる構造を有します。IgYの親和性成熟プロセスもIgGとは異なります。これらの生物学的特徴が、IgGよりもIgYが優れている理由です。


特徴


上図の通り、IgY抗体とIgG抗体との化学構造および生物学的特徴にはいくつかの大きな差異があります(図2)。IgYのFc領域はまた、マイクロビーズまたはアレイなどの固体表面への非常に効率的な共有結合に重要な、独自の糖残基を有する炭水化物鎖対を有します。IgYの親和性が成熟するプロセスは、体細胞突然変異を介したIgGのものとは異なり、遺伝子変換を介して行われます。ニワトリと哺乳類との間の系統的な違いにより、しばしば鶏免疫系が哺乳動物タンパク質抗原に対して(特にIgGを産生することが困難または不可能な高度に反応性の抗体に対して)、はるかに反応性になることがあります。また、免疫化された動物の血液や血清の収集を必要とするIgGとは対照的に、IgYの産生プロセスは卵の収集のみであることから、非侵襲性です。1つの卵で、約100mgのIgYを生成することができるので、生産性も優れております。

つまり、IgY抗体は、高い特異性、強いアビディティー、生産性、低バックグラウンド、多くのイムノアッセイへの適用性を含め、IgG抗体よりも有利な点が多いのです。より具体的には、以下のような特徴が挙げられます:


  • GenWayの抗体はドメイン特異的であり、ペプチド抗体の標的サイズ(通常は約20残基)の少なくとも5倍である完全長まで50〜300アミノ酸の標的に対して産生されます。ペプチド抗体の成功率と比較して、同社の成功率はcDNAから開始し約85%以上です。
  • GenWayのIgY抗体は、標的タンパク質またはcDNAテンプレートを同定する遺伝子配列またはGenBank ID番号に基づいて、3ヶ月で生成されます。同社の技術は、遺伝子産物(発現ドメイン)の様々な部分に対する複数の抗体の生成を可能にし、抗体産生のより大きな多様性を提供します。
  • ポリクローナルIgY抗体は、ウェスタンブロット、ELISA、免疫沈降、細胞または組織の免疫染色(ImmunohistochemistryやImmunocytochemistry)などの標準的なイムノアッセイに適していることが示されています。IgY抗体を用いるこれらのアッセイの品質は、従来のIgG抗体を用いた場合と同等か、より優れております。研究者によっては特に重要となるのが、IgYおよびIgGの一次抗体の両方を用いて二重標識実験を行えるかどうかです。二次抗体は検出可能な交差反応性を有さず、大変クリアに画像の解釈が可能です。
  • IgY抗体は、アレイ、ナノバーまたはマイクロビーズ用途に特に適しております。Seppro®製品とSepproサービスに加えて、GenWayの抗体は、各社の2つのマイクロアレイシステムで正常に検査されています。
    • Luminex社のシステムでは、検出感度は10pg / mlに達しました。
    • Ciphergen社のProteinChipで、検出感度は40 fg / mlに達しました。
  • IgYの強い結合活性および安定性は、免疫親和性による分離およびタンパクの区別に特に有用です。Seppro®は、タンパク質の免疫親和性で区別するために特別に設計されており、低濃度タンパク質(LAP)およびバイオマーカーの解析に有用であることが証明されています。干渉するタンパクの大部分を排除することにより、Seppro®は、2次元ゲル電気泳動(2DE)および質量分析(MS)を増強し、これまでですと検出不可能か非常に豊富なタンパク質(HAP)によってマスクされていたLAPを検出することができることが実証されています。IgYマイクロビーズは、以下のような独自の特徴を有します:
    • 標的タンパク質の捕捉での高い特異性
    • 標的に対する強い結合性
    • 優れた性能(> 95%の効率)
    • 異種間に適用するための柔軟性
    • 優れた再現性とリサイクル性

IgYおよびIgG抗体の機能およびアプリケーションならびに二次抗体および抗体複合体などの関連製品の詳細については、下記のページをご覧ください。





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